糖尿病と低血糖

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勉強や仕事などをしている際に、集中力が切れてくると甘いものを欲してしまうことがよくありますよね。しかし、そこに「落とし穴」があるということはあまり知られていません。

甘いものを欲する原因は?
甘いものが欲しくなる原因としては、カラダの中の糖分が少なくなることがまず挙げられます。

そこで、糖分を一気に取り込もうとチョコやコーラなどの砂糖を原料とするものを口にしますが、すると膵臓よりインスリンという糖分を代謝する酵素が分泌されます。

糖分摂取の悪循環
しかし、たくさん取った糖分に対して大量のインスリンが分泌されるので、短時間で血中の糖分が減少し、低血糖状態に陥ります。
そして、低血糖になると身体が疲れやすく感じまた甘いものが欲しくなり、糖分を摂ってしまうという悪循環に陥ってしまうのです。

しかも砂糖などの糖分は、炭水化物に比べて血中への届くスピードが速いため、糖分の量によっては分泌されたインスリンが発揮しきれない状態になります。つまり、脳がインスリンを分泌する意味がないと判断することでインスリンを分泌しにくくし、糖がさらに代謝されなくなり慢性的に高血糖の状態が続きます。それにより、結果的に糖尿病のリスクが高くなってしまうのです。

糖尿病の危険と予防策
糖尿病の特徴と症状は、口の渇き・体重の減少・多尿などが主に挙げられますが、最悪の場合ですと足の切断や死に至る場合さえもあります。

糖尿病にならないための予防策は

  • 1週間に1回以上の適度な運動
  • 適正な栄養素(糖・蛋白・脂肪・ビタミン・ミネラル)および食物繊維の補給
  • 満腹まで食事を食べないこと
  • よく噛んで時間をかけて食事をすること
  • 砂糖よりも米や小麦などの炭水化物を摂ること
  • GI値(※)の低い食事を合わせて摂ること。
    (特に、代表的なものは大豆、炭水化物の中ではパスタ。合わせて食べても問題ありません)

※GI値とは:血糖値の上昇率を表す指標で、ぶどう糖を摂った後の血糖値上昇率を100として示す

これらのことを心がけることによって低血糖のリスクを避けることができ、糖尿病の予防にも繋がります。

糖尿病は社会的背景としても健康面などからマイナス要因として評価され、これから就職活動を行う方々には足かせとなってしまうという時代にもなってきました。

是非、日頃の食生活や生活習慣の見直しで糖尿病の予防を意識しましょう。

 

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